今日は、浅草浅草寺裏の蛇骨湯さんに、久々に行きました。
途中、浮世絵を売ってる店があったので、
立ち寄って眺めていましたら、「いやー、旦那、目が違う〜。」
と、声をかける店員。
「お金、全然持ってないよ。」すかさず、私は言った。
「いや、目が違うんです。」というので、
「クマみたいな目、してるでしょ?」そういうなり、
眺めていると、店員が、珍しい江戸時代の珍品を持ってきた。
そ、それ、すげぇ〜と目を丸くするんだが、
全然、買う気もない。
ちょこっと、浮世絵の勉強をしてただけなんですよ。
葛飾北斎やら、広重、歌麿なんかの絵を眺めて、
いつかは、描きたいって、思ってね。
そんな会話をしていたら、本当のお客さんが現れて、
私は、そのすきに、店を出て、蛇骨湯に行きました。
お風呂に入ってみたら、すごい眺め。
「百済観音やら、桜吹雪やら、あざやかな彫り物ですねー。」
こんな時は、ドアの入り口近くのカランを使わずに、
一番奥に陣取りましょう。
え?何故かって?、それはね、ドアの近く(脱衣場近く)は、
銭湯では、上座と一般に言われています。
本当の上座は、湯船の近くなんですけど、
これもまた、江戸文化なんですよね。
お顔に傷のある方々は、銭湯では庶民の味方です。
一般の人やよそのお客人には、上座に座らせたい…という
仁義なのでしょう。脱衣場に近い、寒い場所を取って、
客人には、奥へどうぞ〜というご配慮。
私も、一番奥へ行きました。
湯船に入っていると、「ここ、熱いねぇ。」と
しゃべってきた。「私は、品川から来たんです。」
すると、「あー、遠いいね。それは、それは…。」
そんな会話をして、私は黒湯に1時間半、入って出てきました。
出てから東武浅草駅で、缶ビールを買って、
遊覧船乗り場の橋で、飲んでいました。
飲み終わって、歩いていると缶をリヤカーで集めている
ホームレスらしき人と、すれ違いました。
私は、飲み終わった缶を「すみません、宜しいでしょうか??」
と、その方に渡すと、その方は、「ありがとうございます。」
と、お礼を言ったではないか?
私は、「すみません、どうもありがとうございます。
頑張って下さいね。」(^_^)
そう微笑むと、相手の方も、にやっと微笑んだ。
なかなか遭遇できない貴重な瞬間だ。
でも、お互いに人間、皆仲良く、やれればと
今日つくづく思った。
昭和天皇の心がわかったような気がする。
「人類が、皆仲良くする事を希望しまーす。」ってね。
私が言うなら、「犬も歩けば、猫も歩くぅ〜(にゃーぉ)、
逃げた魚は、泳いでるぅ〜。」って感じかな???
そして、その後浅草寺やら、仲みせを歩いて散歩したよ。
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