★《ぶんたのお風呂ぶらり旅》★


ぶんたのお風呂日記です。『ぶんた殿、今日はどこのお風呂へ行ったやら・・・!(^^)!』
2004/3/ 14 (日)    
仁義なき浅草の人間模様
今日は、浅草浅草寺裏の蛇骨湯さんに、久々に行きました。
途中、浮世絵を売ってる店があったので、
立ち寄って眺めていましたら、「いやー、旦那、目が違う〜。」
と、声をかける店員。
「お金、全然持ってないよ。」すかさず、私は言った。
「いや、目が違うんです。」というので、
「クマみたいな目、してるでしょ?」そういうなり、
眺めていると、店員が、珍しい江戸時代の珍品を持ってきた。
そ、それ、すげぇ〜と目を丸くするんだが、
全然、買う気もない。
ちょこっと、浮世絵の勉強をしてただけなんですよ。
葛飾北斎やら、広重、歌麿なんかの絵を眺めて、
いつかは、描きたいって、思ってね。
そんな会話をしていたら、本当のお客さんが現れて、
私は、そのすきに、店を出て、蛇骨湯に行きました。
お風呂に入ってみたら、すごい眺め。
「百済観音やら、桜吹雪やら、あざやかな彫り物ですねー。」
こんな時は、ドアの入り口近くのカランを使わずに、
一番奥に陣取りましょう。
え?何故かって?、それはね、ドアの近く(脱衣場近く)は、
銭湯では、上座と一般に言われています。
本当の上座は、湯船の近くなんですけど、
これもまた、江戸文化なんですよね。
お顔に傷のある方々は、銭湯では庶民の味方です。
一般の人やよそのお客人には、上座に座らせたい…という
仁義なのでしょう。脱衣場に近い、寒い場所を取って、
客人には、奥へどうぞ〜というご配慮。
私も、一番奥へ行きました。
湯船に入っていると、「ここ、熱いねぇ。」と
しゃべってきた。「私は、品川から来たんです。」
すると、「あー、遠いいね。それは、それは…。」
そんな会話をして、私は黒湯に1時間半、入って出てきました。
出てから東武浅草駅で、缶ビールを買って、
遊覧船乗り場の橋で、飲んでいました。
飲み終わって、歩いていると缶をリヤカーで集めている
ホームレスらしき人と、すれ違いました。
私は、飲み終わった缶を「すみません、宜しいでしょうか??」
と、その方に渡すと、その方は、「ありがとうございます。」
と、お礼を言ったではないか?
私は、「すみません、どうもありがとうございます。
頑張って下さいね。」(^_^)
そう微笑むと、相手の方も、にやっと微笑んだ。
なかなか遭遇できない貴重な瞬間だ。
でも、お互いに人間、皆仲良く、やれればと
今日つくづく思った。
昭和天皇の心がわかったような気がする。
「人類が、皆仲良くする事を希望しまーす。」ってね。
私が言うなら、「犬も歩けば、猫も歩くぅ〜(にゃーぉ)、
逃げた魚は、泳いでるぅ〜。」って感じかな???
そして、その後浅草寺やら、仲みせを歩いて散歩したよ。


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